音楽配信サービスどれがいい? AWA、LINE MUSIC、Apple?

今年3月にソニーの定額制音楽配信サービス「Music Unlimitedミュージック・アンリミテッド)」が終了した。

その後、事業そのものはSpotifyと融合して「PlayStation Music」になる予定だったが、日本ではまだ実現には至っていない。

一方、国内では、5月サイバーエージェントとエイベックスが組んで音楽配信サービス「AWA(アワ)」をリリース。

6月には以前から噂されていたAppleによる有料音楽ストリーミングサービス「Apple Music」が発表。

LINEの定額制オンデマンド型音楽配信サービス「LINE MUSIC」もスタートした。

デジタル販売収益がCDなどの物理フォーマット販売を抜いた今、音楽市場は急速にデジタル化へ進みつつある。

はたしてその主導権を握るのはどのサービスなのか?

注目される音楽配信サービス「AWA(アワ)」と定額制オンデマンド型音楽配信サービス「LINE MUSIC」、そして有料音楽ストリーミングサービス「Apple Music」を追いながら、その問いについて考えてみたい。

音楽配信サービス「AWA(アワ)」とは?

AWA(アワ)」は定額制のストリーミング音楽配信サービス。

23のレーベルが参加し、数百万曲のライブラリを利用できる。

5月27日にiOSとAndroid向けにAWAアプリを提供。

月額360円(税込)のLiteと、オンデマンド視聴対応で月額1,080円(税込)のPremiumの2つのプランを用意する。

特徴は、好みのジャンルや気分にあわせたプレイリストを選んで楽しめるプレイリスト型のサービスを提供する点。

ユーザーによるプレイリストの作成数は現在20万件以上を突破。

1日の楽曲視聴回数は500万回を超えている。

使用開始から90日間はPremiumプランが無料/登録不要で利用可能。

9月以降にPCやタブレット、ウェアラブル端末、車載端末などに対応予定。

参考:
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20150610_706297.html?ref=hl_rss

「LINE MUSIC」とは?

LINE MUSIC」はLINEによる定額制オンデマンド型音楽配信サービス。

聴きたい曲やアーティストを選択して音楽を再生できるほか、LINEのトーク上で音楽をシェアすることができる。

楽曲や自分で作成したプレイリストを、LLINEのトーク画面上から友人やグループ間に直接送ることも可能。

送られた楽曲は、直接LINEのトーク画面上で1曲全ての再生が可能。

なお、ベーシックプラン・プレミアムプランに加入していなくても、30秒間の楽曲再生やシェア機能を利用できる。

料金プランは、「ベーシックプラン」と「プレミアムプラン」の二種類。

「ベーシックプラン」は30日間の有効期間内で、全ての機能利用と20時間の楽曲聴き放題が500円でできるプラン。

一方、「プレミアムプラン」は30日間で、全ての機能利用と時間無制限での楽曲聴き放題が1000円でできるプラン。

なお、6月11日より2015年8月9日までの2ヶ月間は全てのユーザーは無料で全楽曲・全機能を体験できる。

ブラウザ版も7月中に提供予定。

「Apple Music」とは?

Apple Music」とは、Appleによる有料音楽ストリーミングサービス。

3000万曲以上のAppleの楽曲ライブラリを視聴できる。

また、それ以外の曲も自分のPCに保存してあれば、コレクションとしてクラウド上でアクセス可能。

サービスは、ストリーミングサービスのほかに、インターネットラジオの「Beats 1」、音楽アーティストとファンが集まる交流サービス「Connect」の3つで構成。

対象端末はiPhone、iPad、iPod touch、Mac、そしてWindows PC上のiTunes。

プレイリストは、人の手で作成され、アルゴリズムでは知り得ない楽曲の好みの関連性を提案。

インターネットラジオも、世界的に著名なDJがプログラムを作成する。

料金はサブスクリプション方式(利用した期間に応じて料金を支払う方式)を採用。

1ユーザー当たり月額9.99ドルとなる。

最大6人のファミリー向けは月額14.99ドル。

6月末に米国など100カ国以上で提供を開始する。

参考:

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/09/news051.html