「COMPUTEX TAIPEI 2015」で気になる製品が展示されている。それは小型PC「LIVA」の最新モデル「LIVA Core」と「LIVA X2」だ。プロセッサが強力に進化しており、デザインも刷新されている。
これまで「LIVA」は小型サイズをウリに製品を開発していたが、今年になってスティック型PCが登場。主役の座が奪われていた。だが、今回発表された製品を見る限り、新型「LIVA」はかなり期待できる製品に仕上がっているようだ。今回は発売が待ち遠しい新型「LIVA」をじっくりチェックしていく。
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Core Mプロセッサを搭載した小型PC「LIVA Core」
「LIVA Core」は、CPUにCore M-5Y10C(800MHz、ビデオ機能内蔵)を採用したモデルだ。前モデルのSilvermont CPUコアをベースとしたCeleron N2807(1.58GHz、ビデオ機能内蔵)よりもはるかに優れる処理能力と省電力性を兼ね備えたプロセッサで性能が格段にアップしている。
ボディはどうなってる?
フレームには金属製を採用し、質感も向上。天板はクリア仕様になり、ヒートシンクが見える構造になったほか、動作中はヒートシンクの隣のLIVAのロゴが光るようになっている。
インターフェースはどうなってる?
インターフェイスは、USB 3.0×4、Gigabit Ethernet、microSDカードスロット、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、HDMI出力×2、音声入出力など。
搭載可能なストレージは?
ストレージはM.2接続SSDを内蔵可能だ。これまでIntel製のM.2対応SSD(Intel SSD 530)はSATA 6Gbps接続しかできなかった「LIVA」だが、これによりM.2の性能をフルに発揮できるようになり、500MB/secを超える転送速度を実現する。
通信はどうなってる?
無線接続ではIEEE802.11ac準拠の無線LANとBluetooth 4.0を利用できるほか、ワイヤレスディスプレイ技術「WiDi」にも対応する。
OSはどうなってる?
OSはWindows 7とWindows 8.1をサポートし、Windows 10にもアップグレード可能。2系統のマイク入力を備えることでWindows 10が提供する入力操作機能「Cortana」もサポートする予定だ。
「LIVA Core」のスペック
- ディスプレイは無し。
- プロセッサはCore M-5Y10C(800MHz、ビデオ機能内蔵)を搭載。
- RAMは4GB(DDR3L)
- ストレージはM.2 SSD×1(別途購入する必要あり)
- バッテリーは無し。
- カメラは無し。
- OSはWindows 7/8.1/10。
- インターフェイスは、USB 3.0×4、Gigabit Ethernet、microSDカードスロット、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、HDMI出力×2、音声入出力など。
- サイズは136×84×38mm。
- ACアダプタは19V/3.43A。
Brasewllを搭載した小型PC「LIVA X2」も発売中!
「LIVA X2」は、CPUに“Brasewll”世代のSoCを採用した小型PC。丸みを帯びたデザインを採用し、高級感のあるPCに仕上がっている。
「LIVA X2」のスペック
- ディスプレイは無し。
- プロセッサはBraswell搭載。詳細はまだ不明。
- RAMは2GBまたは4GBのDDR3L
- ストレージは32GBまたは64GBのeMMC
- バッテリーは無し。
- カメラは無し。
- OSはWindows 7/8.1
- インターフェイスは、USB 3.0×3、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、音声入出力
- サイズは156×83×51mm(同)。
- ACアダプタは12V/3A。
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