ソニー Xperia Z Ultraを触ってみた感想
「Sony Xperia Z Ultra」を初めて触ったときは、あまりの薄さと軽さに驚いてしまった。
想像していたよりもずっと軽い。そして、大きさを忘れるほどの薄さ。手にしっくりとなじみつつ、側面の金属の質感もたまらなくいい。
あまり指摘されることはなかったが、ゴリラガラス(Gorilla Glass)を採用したボディの背面もみごとなくらい美しい。あまりじっくり見られる部分でないところにもしっかりと作り込まれている。
全体がシンプルにまとまっているように感じるのは、防水のためにmicroUSB端子などにキャップがつけられているからだろうか。余計なものが見えなくなった分、ボティが引き締まっているようにさえ感じる。
他のメーカーでは感じることのないソニーならではの「ものづくり」へのこだわりがひしひしと伝わってくる。
ソニー Xperia Z Ultraを使ってみた感想
「Sony Xperia Z Ultra」を実際に使う前は6.4インチは大きすぎると思っていたが、使ってみると予想以上に使いやすい。
これはもちろん、「タブレット」としてして使いやすいという意味だ。
ウェブサイトを見ているとき、6.4インチの縦長の画面では、表示領域が多くなってとても見やすい感じがする。
例えばツイったーを使った場合、表示されるツイート数が多くなるので、素早くツイートをチェックできる。
他のニュースサイトも同様に、あまりスワイプせずにニュースをチェックできるのがとても楽に感じてしまう。
特にテキスト中心の電子書籍は、6.4インチの縦長の画面表示に非常にマッチしている。
7インチででも快適に読めるのだが、やはり6.4インチのXperia Z Ultraの方が軽く、かつ気軽に手にすることができる分、電子書籍は読みやすいと感じる。
そう感じるのは、ディスプレイの美しさも関係しているのかもしれない。「トリルミナスディスプレイfor mobile」が用いられ、映像処理エンジンには「X-Realityエンジン」が用いられている。
この二つの組み合わせによって、映像を描く色が多く、映像に最適なパターンの絵柄を鮮明に打ち出すことを可能にしている。
このため、撮りためた写真を見るにしても、Huluで動画を観るにしても非常に快適だ。一度Xperia Z Ultraの極上の画質に慣れてしまうともう他の端末に戻る気さえしなくなってしまう。
なぜWiFi版を選んだのか?
「Sony Xperia Z Ultra」を購入する人は、ほとんどauのXperia Z Ultra SOL24の方を選んでいるのではないだろうか。
Xperia Z Ultraをスマホのように使うのなら、それで正解だろう。しかし、Xperia Z Ultraをタブレットとして使う場合はWiFi版の方が得策だと思う。
タブレットとして使う場合は、主な用途はサイト閲覧と電子書籍での読書が中心になる。Xperia Z Ultraを使う場所も自宅が最も多くなるだろう。
自宅で無線LANが使えれば、無理に通信機能を備えているものを選ぶ必要はなくなる。
それにもしも外出先で通信機能を使いたくなったときでも、スマホのデザリング機能を使えば問題はない。
これはあくまで個人的な意見だが、Xperia Z Ultraを完全にスマホ代わりにするというのには無理があるようにも思える。ボディが6.4インチあるので小回りがきかず、電話の呼び出し音が鳴った場合でも、バックから取り出すのに若干手間がかかってしまう。
Xperia Z Ultraはあくまでタブレットとして使った方が無難だろう。自宅や電車内でゆっくり電子書籍を読んだり、ウェブサイトを閲覧したりするのなら、これほど最適なデバイスはない。そうなれば、余計なアプリが入っておりらず、無駄な電力を消費することもないWiFi版の方を選んだ方がいいだろう。